森林療法ギャザリングpart2 新宿御苑報告

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小春日和に恵まれて第2回のギャザリングは開催されました。新宿御苑はJR新宿駅南口から徒歩で10分以内にある環境省が管理する公園です。広さ583ha、周囲3.5Kmの庭園には、プラタナス並木が美しいフランス式整形庭園や広大な芝生とユリノキが高くそびえ、明るくのびやかな景観を呈しているイギリス風景式庭園、昔ながらの日本庭園を巧みに組み合わせており、近代西洋庭園ともいわれております。また、数少ないわが国の風景式庭園の名作とされています。

 新宿門を入ると早速大きなハクモクレンの花が満開でお出迎えしてくれました。その木の下で集まった方々、スタッフと挨拶を交わし飯田さんの案内で園内を散策。母と子の森に向かう途中のヒマラヤスギやモミジバスズカケの巨木は新宿にいることを一瞬のうちに忘れ去るくらいのインパクトがあります。その先のラクショウは湿地での成長の気根をたけのこのように地面から天に向かって突き出しています。この気根とは呼吸や吸廃湿(空気中からの水分収集・あるいは余分な水分の排出)を担うそうです。不思議な光景。どんぐりの森で各自にシートを配りゆっくりと過ごした後、芝生の広場で森のカフェを行いました。

 

今回の参加者は6名。スタッフも混じって二つの「カフェ」を作ってお話をしました。温かいカモミールティーで3名のお客様とはじめのカフェ。まずは自己紹介をしました。その中では僕も含め参加者の方全員がそれぞれ自分の心あるいは体が幾分つらかった時期に、自然の中で回復をした感覚を得たという体験を持っていました。

続いて「身近な森」についてどのような感想を持ったのかを聞いてみました。すると以下のような意見が聞かれました。

・ 都心の中の良く整備された公園は安心。

  人がたくさんいるので不安にならない。いつ来てもその季節の花などが楽しめるような工夫がなされている

そしてそのような森の活用について

  一人で歩くことも出来る環境なので考え事をしたりするのに普段活用できれば自分の気持ちに気付く機会になり、そうなるとうつの予防や今多い自殺の予防にも役に立つのでは

  自分もつらかった時に近くの森で木の温かみを感じて生きる力をもらった体験がある

この辺でカフェのお客様の入れ替え。こちらでも簡単に自己紹介をしてもらいました。みなさまはそれぞれご自分なりに自然療法に興味を持ちお勉強をなさっていました。森林療法のあり方について少し意見を聞いてみました。

  身近な公園は今日が初めてで、里山や大自然の森の中でも森林療法を体験したことがある。それぞれが全く違った良いところがあり感じることも全く違う。」

  いろいろな楽しみ方や自分を癒す方法、そのスキルを知りたい人もおおいのでは。自分が老化現象だと思っていた睡眠障害が、森林のボランティアをして以来、スッカリ直ってしまった。

 

話がどんどん発展して行きます

  たくさん体を動かせるようなものが自分にとってのストレス解消になる。そういったイベントがあるとうれしい

  初めての森林療法の体験がブナの天然の森であった。その感動から今の自分がある。身近な公園のよさを改めて知ることが出来てよかった。これを基本編として応用もあってほしい

  誰かに何かをしてもらうのではなく、セルフケアの方法を知ることが出来るような内容がいいのでは

    

今回は体験者が多く、今後の森林療法協会の方向性について重要な意見がたくさん聞かれたと思います。基本に立ち返って・・・ということで身近な森でのカフェ。東京・中部・関西・北海道でのこの活動の中で聞かれるみなさまの意見が、今後の協会の勉強会やイベントにつながっていきます。そして多くの方に森林と健康を結びつけるきっかけ作りが出来たらと思います。

佐藤栄児

このブログ記事について

このページは、事務局が2010年11月27日 14:50に書いたブログ記事です。

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