森林療法ギャザリング@京都御苑

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小雨と深緑を楽しむ

理事、関西及び中部世話人 牧村好貢

 

今年の梅雨時の雨量は本当にすごかった。そんな折、5月に予定していたギャザリングは大雨注意報が出て急遽中止になり、7月11日に延期となった。ところが、この日も予報ではかなりの雨になりそうということで、私以外のもう一人の名古屋からの女性が参加を見合わせることになり、開催も危ぶまれるほどだったが、意外なことに傘をさしたり閉じたりで、静かな御苑の【母と子の森】での森林療法ギャザリングだった。 

 多くの人が初めて訪れた案内所(お勧め)で、御所の歴史や自然の事と企画展のCOP10のパネル展を見てから、森に向かった。スタートしてまもなくの池で、カワセミに出くわして一同感動。これも雨のせいで人が少ないため。雨に感謝だ。また、珍しい清楚なタシロランも見ることができた。雨が止んだ合間を狙って、樹林気功と呼吸法をする事ができたのも幸いだった。御苑の美しい松林の中で、多少湿気の多い空気を胸に入れるのも気持ちのよいものだった。腰を下ろして、ゆっくりセルフカウンセリングや話し合いをする事はできなかったが、母と子の森のうっそうとした雑木林の散策はとても気持ちのよいものだった。湿った空気感、マツバのかすかなニオイ、やわらかい腐葉土と土の感触、鳥たちの声などなど、京都特有の暑さにも大雨にも見舞われず、とても気持ちのよいものだった。貸切のカフェでは、参加者の話が弾んだ。

森と健康についての体験を語ってもらった。

農家の手伝いや山の手入れなど、疲れるから癒される。山菜摘みなど集中すると癒される。

 また森の中で、ハンモックにゆられているととてもいいなど、それぞれにいい経験をお持ちだ。また、「楽しいと免疫が高まって、健康につながる。」「今の自分の気持ちを振り返ることが、大切。」「誰かを癒してあげるのではなく、自分も森で癒されたいので、一緒に元気になれたらいいなと思う。」などなどそれぞれに実践されておられる中からの言葉には実感がある。自分なりのセルフチェックシートを作って参加者に書いてもらっている人がいて、とても効果を感じているとのこと。

 協会に対して思うことときくと、やはりもっと活動回数を増やし、意見交換をする場やアドバイスをもらえる場がほしいなど期待感が大きかった。資格制度の質問もあり、また、「各地で活動を行う人か増えていけば、森で元気になる人が増えるのでは?」という意見のように参加者其々が、社会や周りの人たちと接する中で、森林療法のニーズを強く感じているようで、ネットワークの大切さや協会活動の一層の活性化を望む熱心な参加者が多かったように思った。協会は明快なメッセージを発信することを求められている。

このブログ記事について

このページは、事務局が2010年11月27日 15:02に書いたブログ記事です。

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