役員コラム⑤「あきらめる」というセルフケア」

| | トラックバック(0)
メールマガジンと連動して、NPO法人日本森林療法協会の役員がリレー形式でコラムを掲載して参ります。
5人の役員のラストは理事の奈須 憲一郎さんです。




「あきらめる」というセルフケア

 

理事 奈須 憲一郎



2012年総選挙が自民圧勝で終わったときに「あぁ、すっかり負けた。これで日本は逆らいようない悪い流れに身を任せることになった」とあきらめの境地に至りました。


 それからというもの、基本的には暗い気持ちが心のどこかに横たわりつつ、それでいてどこか吹っ切れた、さばさばとした軽快さが身に付いたような気がします。


 それまでは、何をするにもその結果が自分の思いどおりならないと、焦りやいらだち、責任転嫁が生まれ、負のスパイラルに落ちて行くことがままありましたが、基本的に「あきらめる」というスタンスに落ち着いてからは結果への執着が薄れ、楽になりました。


 ただ、「あきらめる」といっても何もしないわけではなく、あきらめた上で全力を尽くし、その結果をそのまま受入れる、という感じです。


 そうすると、不思議なもので、結果への執着が強かったときよりもむしろ結果への観察力が高まりました。ゆえに次に何をすべきかが自ずと見えてきてなんだか楽です。


 ここ数年「今、ここ」というのが自分の中のキーワードになっていますが、今さらにして「今、ここ」を生きるってこういうことなの?と思ったり。


 もう起きてしまった過去の結果やこれから起きる未来の結果を「あきらめる」ことが「今、ここ」を生きることにつながるということでしょうか。


 結果を「あきらめる」ということは、結果が「こうあるべき」という思い込みから自分を開放することのような...。


 日々代謝して組成を変えながら「今、ここ」を生きている自分という存在をそのまま見つめること、とでも言いましょうか...。


 「今、ここ」を生きると言うと大げさかもしれませんが、少なくともストレスを感じることは前より少なくなりました。ストレス軽減に「あきらめる」というセルフケアは、ひょっとすると根本的な対策なのかもしれません。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 役員コラム⑤「あきらめる」というセルフケア」

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://j.forest-therapy.org/mt/mt-tb.cgi/94

このブログ記事について

このページは、事務局が2014年6月18日 08:44に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「活動報告_森林セルフケア支援研修in仙台」です。

次のブログ記事は「サポーター紹介④「高橋 とおるさん」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Copyright(c) NPO法人 日本森林療法協会 All Rights Reserved
Powered by Movable Type 4.26