役員コラム⑦「光合成の季節」

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メールマガジンと連動して、NPO法人日本森林療法協会の役員がリレー形式でコラムを掲載して参ります。
第7回目は副理事長の飯田 みゆきさんです。



「光合成の季節」


飯田みゆき

 

先日、八王子の都立小宮公園で森林療法を行いました。ここには大きなコブシの木が何本かあって、いつも立ち寄ります。今はまだ緑色をした実がたくさんついていて、ちょうど熟しつつある様子でした。そして、よく見ると小さな蕾もたくさんついていました。

東京では、コブシの花は毎年春3月下旬ごろに咲きます。大きな白い花が満開に咲く姿は印象的ですよね。冬の季節、葉を落としたコブシの木には多量の毛(自然観察業界ではこれを「毛皮のコート」と呼ぶ)に包まれた蕾がたくさんついていて、中を広げるとスッキリとしたとても良い香りがします。

あれ?今はまだ7月です。花が咲くのは来年の春のはずです。もしかすると、すでに来年の花を準備しているのでは??

今はちょうど夏至を少し過ぎた季節ですので、日も長く、気温も高く、植物はいそいそと光合成をして、必要な物質を作っているのでしょう。来年咲かせる花の準備も、今作ってしまうのがベストなのかも。先日見たコブシの蕾は、小さいながらもちゃんと多量の毛に覆われ、スッキリとした香りもすでに持っていました。「毛皮のコート」は今の季節はちょっと暑そうですが・・・。

 そんなことを考えつつ自宅のある駅に降り立つと、近所の公園に生えているソメイヨシノとモミジバフウに大量に繁っている緑の葉をゆらして、夕方の風が吹いてきました。ちょっと生暖かいけど、涼しい風。これから梅雨が明けると真夏の暑さがやってきますが、植物たちにとっては来年春までの命をつなぐ物質を溜めこむ季節なんですね、きっと。今日も一日、光合成お疲れさまでした。夜にはゆっくり休んでくださいね。私も、ゆっくり休ませていただきます~。

このブログ記事について

このページは、事務局が2014年7月15日 11:45に書いたブログ記事です。

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