役員コラム⑱「スピリチュアリティを感じる森林セルフケア」

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メールマガジンと連動して、NPO法人日本森林療法協会の役員がリレー形式でコラムを掲載して参ります。
第18回目は理事の降矢 英成さんです。


スピリチュアリティを感じる森林セルフケア


協会理事、赤坂溜池クリニック院長
降矢  英成

 
3月下旬に、熊野古道に森林養生プログラムを行いに行ってきました。熊野古道には「語り部」さんというガイドの制度があるのですが、その育成プログラムの講師に呼んでいただいたこともあり、何回も訪れる機会をいただき、その魅力に心底参ってしまいました、、。

 「熊野三山」といわれる熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3つの神社はもちろん、その横を流れる熊野川や那智の大滝などの水の流れ、そして、この3つの大社を結ぶ森の中の古道、さらには、神武天皇を導いたとされる伝説の3本足の八咫烏(サッカー日本代表ユニフォームの胸のエンブレムのマークになっています)や最初に神が降臨されたとされる巨岩・ゴトビキ岩、歌舞伎の演目にもなっている小栗判官が蘇生したといわれる湯の峰温泉など、魅力を挙げていくと枚挙にいとまがないほどです、、。

 今回、3年ぶりに訪れましたが、今回は、少し心痛む風景に出会いました、、。2年前の台風によって、特に那智地区は多大な被害が出たことは知っていたのですが、美しい川岸はえぐられ、崩壊していました。多くは、杉の植林帯の地域が崩れていました。そして、滔々と流れる熊野川流域も、何か所か山崩れが起こっていました。

 そういえば、もともと熊野本宮大社自体も、熊野川の中州に鎮座していたところ、明治時代の大水で半分を流されてしまい丘に移転した、という歴史があります。自然の摂理に従いながら、敬虔な気持ちを培うためにも、熊野古道はお遍路的でもあり、修験道的でもあり、スピリチュアリティを味わえやすい貴重なフィールドであることを改めて認識できました。
 森林セルフケアを行っていると、自然や神仏への敬虔な気持ちが湧いてくる体験も少なくありません。その魅力をともに伝えていきましょう。

このブログ記事について

このページは、事務局が2015年3月27日 16:48に書いたブログ記事です。

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