役員コラムvol.25「森の不思議な力」

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メールマガジンと連動して、NPO法人日本森林療法協会の役員がリレー形式でコラムを掲載して参ります。

第25回目は理事の山野 勉さんです。

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森の不思議な力

理事 山野 勉



森には人を健康にする不思議な力があります。

いや、人だけではありません。地球上に生きているすべての生き物を健康にする力があります。


このような不思議な力を持つ森はいつ頃できたのだろうか?いつしか森の誕生に興味を持つようになりました。森の誕生に興味を持つと、生命の誕生、地球の誕生へと興味が移っていきます。そんな時、千葉シニア自然大学の講義で、東大の天文学の先生から宇宙の誕生などを学び、動植物の先生から地球の誕生、生命の誕生などを学んできました。


宇宙の誕生は138億年前、地球の誕生は46億年前、生命の誕生は38億年前、35億年前にラン藻という植物プランクトンが誕生し、酸素を供給するようになります。それから30億年経って現在のオゾン層が形成され、生物が地上への進出を可能になり、5億年前にコケ、シダ類が地上に進出しました。そして3億5千年前にシダ植物の森ができ、シダ植物の森から種子植物の森へと移っていき、やがて生物の腐食から土壌が形成されていきます。


この土壌が形成されてから地球上の環境は激変します。一気に生物の多様性が進み、荒廃した岩だらけの地球から緑豊かな地球へと変身します。地球上の生き物はすべて、森の恵みを受けて進化しています。


このことが森の不思議な力を生んでいるのだろうと思っています。


今から十数年前になりますが、森林療法という言葉も知らなかったころ、福島県桧枝岐からさらに林道で1時間以上も車で入った沢で渓流釣りをしていた時でした。濡れた衣類を乾かしているとき、ぼんやりと川面を眺めていました。暖かい日差しが冷えた体を温め、沢のせせらぎや小鳥のさえずりが心地よく響いていました。


そんな時、不思議な感覚に襲われました。なんか...ものすごく癒される。

なんでこんなに癒されるのだろうと。


森林セラピーの第一人者宮崎良文先生(千葉大教授・医学博士)の著書「森林浴はなぜ体に良いか」(文春新書)でこのように書かれています。「人と自然は、価値観の基礎を作り出す遺伝子レベルで先天的に同調しているため、自然と触れ合ったとき、人の本来の姿に近づきリラックスするのであろう。」


おそらく、その時の僕は本来のあるべき生き物としての人の姿に近づいていたのだろう。と今は考えています。


森林セルフケアを行うにあたっては、参加者が森などの自然環境と同調していることが実感できるように取り組んでいきたい、と考えている今日この頃です。


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このブログ記事について

このページは、事務局が2015年8月26日 12:53に書いたブログ記事です。

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