活動報告_森林セルフケアフォーラム2016_屋外森林セルフケアコースA

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2016年10月10日(土)に開催致しました、「森林セルフケアフォーラム2016」の「屋外森林セルフケア」より「コースA」を田中恵美さんより活動報告を頂きました。


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日時:2016年10月10日(土)12:30~15:00
場所:明治神宮の森
天候:曇り
実施者:高田 裕司/サポーター:田中 恵美
参加者:3名(男性2名/女性1名)
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担当者より

前日まで連日降り続いた雨上がりの午後、大都会・東京の真ん中にある緑豊かな森の1つ、明治神宮の森で実施された、森林セルフケア体験コースA「森の中でのコンプる(互いに認め合う)体験」。

参加者3名(一般2名・会員1名)、実施者とサポーターの計5名は、ほぼ初対面同士。それにも関わらず、昔から知っている友達と話をしているような安心感に終始包まれながら、実施者・高田さん主導のもと、一人一人がそれぞれの思いや経験等を語り、森の中での初めての「コンプる」を体感することができました。

 

1.「コンプる体験」前の、なごやかなランチタイム

出発前の休憩時間、国立オリンピック記念青少年センター中庭のベンチに腰掛け、コースAのグループ全員で、一緒にお弁当を頂きました。一般参加のKさんは、森林療法と無縁のご自分が参加してよいものか少し迷われたそうですが、フォーラム直前の前々日に思い切って、お申し込みをされたとか。すると、同じく一般参加のAさんが、なんとKさんを上回るフォーラム前夜23時過ぎの「直前申し込みエピソード」を披露。参加に至るまでの経緯を交えたゆるやかな自己紹介も終わり、お互いの距離が少し近く感じられたところで、明治神宮の森へ出発しました。

明治神宮鳥居前(出発前).jpg


2.緑豊かな明治神宮の森をのんびりお散歩

にぎやかな表参道とは真逆に位置する北西の鳥居をくぐり、明治神宮の森へ。まずは「コンプる体験」の前に自然観察や会話を楽しみながら、雨上がりの神宮の森をのんびりお散歩しました。


明治神宮の森散歩.jpg


大勢の観光客が往来する表参道とは違い、人通りが非常に少ない西参道は、都会の真ん中であることを忘れるほど、緑豊かな異空間。尖った樟脳の香りがするクスノキや、甘い香りを周辺に醸し出すカツラの葉っぱを拾いながら「森の香り」を感じたり、枯葉で覆われた地面に散らばるドングリを発見して「深まりゆく秋」を感じたり...。普段は閉ざされている五感の一部が少しずつ開いていくのを感じました。また、森の木立の中をのんびり歩く参加者の皆さんの表情や会話も、出発前とは少しずつ変化しているような印象を受けました。壁に閉ざされた会議室から抜け出し、森の中では「素直な自分」「自然体の自分」に近づき、解放感を感じていたのは、私だけではなかったように思います。

森の香り.jpg


3.芝生の広場で、「コンプる」をいよいよ初体験

森のお散歩の終点地、明治神宮境内北に位置する広々とした芝生の広場。ここが「コンプる体験」の実施会場でした。皆で心地良い場所を見つけて輪になり、各自持参したシートを敷いて芝の上に座ります。そして最初に、実施者の高田さんがわかりやすく「コンプる」の意味・目的・方法・注意点等について、説明をしてくださいました。

「コンプる」という言葉は、高田さんの知人の方が考えられた造語。家庭や職場等で頑張って生きている自分が認められていると感じる言葉をもらうことが少ない普段の現実。ならば、皆でワイワイ集まって、お互いを認め合い、楽しくスッキリした気分になる時間を持とうではないか!という目的で始まったものだそうです。

芝生広場のコンプる体験.jpg

 


実際の方法について

今回は、最近自分が「頑張った」「頑張っている」「うまくできた」と感じた事柄から話したい事を1つ選び、一人ずつ順番に全員の前で話をすることになりました。困っている事や不安な事等を発表の話題の選択肢にしないことが、「コンプる」を実施する際の注意点だそうです。

一人が発表した後、聴いていた人は、その内容に関して自由に質問することができます。次に発表を聴いた人は全員順番に、素直に感動・感嘆したことを発表者に伝え、フィードバックします。このとき、自分の話にすり替えたり、批判等をしたりすることは厳禁です。

全員のフィードバックを貰った後、最後に発表者が今、感じていることについて話をします。

1人の発表に対するこの一連の過程が1セット(約15分)となります。

この度は、参加者の3名の方だけでなく、実施者やサポートスタッフを含め、5名全員が「コンプる」を体験することができました。(約15分/1名×5名)

 

4.全員「参加して良かった」と思えた「森の中でのコンプる」体験

「異動したばかりのストレスの多い職場で気持ちを切り替え、頑張っている自分」「過去に持ち越した課題を新たな環境で再挑戦し、達成できた自分」「家族のために30年大切にしてきた自分の趣味を断ち、頑張っている自分」等々、5名全員の「コンプる」が終了した後、全体を通して感じたことを一人ずつ語りました。

「認められて元気や意欲が湧いてきた」「過去・今の自分を受け入れられた」「今後、職場でプラスのアクションを起こしていくための気付きを得た」等々、様々な意見・感想がシェアされました。

知らない人の前で自己開示することや、承認し合うことが苦手な人であっても、会議室のような無機質な空間と違い、森や緑といった自然の中では、不思議と心が解放され、安心した気持ちで「コンプる体験」ができることも実証されたように感じました。

曇り空で肌寒さを感じるお天気ではありましたが、雨も降らず、全員「参加して良かった」と満たされた気持ちになれた「森の中でのコンプる(互いに認め合う)体験」でした。

実施者の高田さんをはじめ、参加者の皆様のおかげで素晴らしい体験ができましたことへの感謝の気持ちと共に、森林セルフケア体験コースAについてご報告申し上げます。

*記事:森林セルフケアサポーター 田中恵美(めぐみ)

このブログ記事について

このページは、事務局が2016年11月 2日 07:53に書いたブログ記事です。

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