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 3/20-21で、森林セルフケア体験会in和歌山県高野山を実施しました。

 東日本大震災から1週間と、まだまだ落ち着かない時期でしたが、大阪から2名、徳島から1名、神奈川から1名、地元の高野山から1名、合計5名の方に参加していただきました。

 

当日はあいにくの雨模様となりましたが、1日目は午後から宿坊近くのコウヤマキ群落を歩き、途中で木に寄り掛かったり、シートをひいて寝転んだりして、じっくりと森を味わいました。日本のパワースポット的な場所はどこもコケがすごいですね。フワフワのコケをみんなで楽しみました。

また、コウヤマキは針葉樹なのですが、スギやヒノキと比べると、とても明るい、さわやかな森でした。

 

16時には宿坊に戻り、炬燵を囲んで語り合い。ワールドカフェ方式を参考にして、話をする人はコウヤマキのマキボックリを手にとってお話します。マツボックリより少し大きめでやわらかい手触りです。

 

語り合いのテーマは、まずは「今日のウォーキングで癒されたと感じたこと」。寝転んだ景色、フワフワのコケ、フワフワの足元など、それぞれの視点で様々な意見が出されました。次に「自分にとってのセルフケアとは?」。お酒を飲む、走る、大きな木をみるなどいろいろ出ましたが、「心が動く時」というところになんとなく落ち着きました。最後に「森の良さを伝えるとは?」。自分が感動すること、その感動をとりあえず言葉にすること、相手の感動を受け止めること・・・。自分が感じたことを語り、人が感じたことを聞くなかで、一人ひとりの中の森林セルフケアをもう一度再発見できたのではないかと思います。

 

2日目は、弘法大師廟を通るセラピーロードを高野山セラピーガイドの西田さんに案内していただきました。西田さんは、金剛峯寺山林部というお寺の森を管理する林業家なので、セラピー基地をとるときには自分でセラピーロードを作ったそうです。弘法大師廟までの道のりは、大きな杉の木やフワフワのコケがまたまたたくさんお出迎え。途中の苗畑に建てられた囲炉裏のある小屋でセラピー弁当と薬草茶をいただきました。その後、一本杉という大きな木に会いに行き、遠い昔からのエネルギーを感じてきました。昼過ぎに解散した後は、各自ごま豆腐を買ったり、金剛峯寺にお参りに行ったりして過ごしました。

 

今回、久しぶりの宿泊プログラムでしたが、森林セルフケアの可能性を感じることができました。ご協力いただきました高野「めざめの森づくり」実行委員会の皆さま、現地でガイドやフォローをしていただいた会員さん、ありがとうございました。

6/5、午前の支援研修会に続いて午後から事業計画ワークショップを行いました。

このワークショップは、会員の方・また当協会の活動に関心をお持ちの皆さんと一緒に来年度(20118/120127/31)の事業を話し合い、ここで出た案を理事会で検討し、事業計画案としてまとめ、総会に提案します。

 

今回はいろいろな方面の方々にお集まりいただき事業計画を考えていきました。社会課題に対し、それぞれが段階的に役割分担して連携できそうなつながりで、とても偶然集まったメンバーだとは思えませんでした。どのような事業を提案していただいたのか、今後どのように動いていくか、詳細は決定してから公開いたしますが、概要は以下のとおりです。

 

ご提案いただいた事業

     心理カウンセラーの方と協力し、WHO認証のセーフコミュニティー(事故やけがは、偶然の結果ではなく、予防できるという理念の下、地域住民と行政等が協働して「地域の誰もがいつまでも健康で幸せに暮らせるまち」を創ろうという取組み)を目指す自治体の事業に森林セルフケアの考え方を導入する

 

     株式会社としてうつ病社会復帰を支援している企業とプログラムに森林セルフケア導入の可能性を検討する

 

     「もりごはん」と森林セルフケア体験会のコラボレーション企画を検討する

 

     フェイスブックなどを活用した協会広報の強化を会員さんと検討していく

 

理事会で議論した結果、各提案に対して担当者を決定しました。具体的な事業として展開できるようこれから検討をしていきます。

 

これからも協会ではこのような事業計画を検討するワークショップを開催していきます。森林セルフケアを活用してお互いの発展を期待できるような事業を展開していけるようなアイデアを次回ワークショップに向けて随時募集しております。皆様のご協力をお願い致します。

6/12、代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターにて、森林セルフケア支援研修会が行なわれました。

 

この研修会について少し説明いたします。

この研修会は森林で自然に無理なく自分自身をケアする方法を伝えるための研修会です(森を案内するガイドのための内容ではありません)。事前に課題を準備していただき、それをもとにディスカッションを行い、自然の中で自分自身をケアする方法を自分なりにどのように伝えていくことが効果的であるかをスタッフと共に検討します。そして参加者の持つ森林セルフケアへの思いや個別性を考慮したうえで具体的なメニューを作成することがこの研修会の狙いです。

 

今回は1名の会員様が参加いたしました。

支援研修にお申し込みの方への課題として以下の内容について考えてきていただきます。

①対象

         人数(1人だけ、5人くらい、10人前後など)

         他者との関係(家族、友人など)

         他者のニーズ(生活習慣病予防対策、ストレス対策など)

         広報手段(声かけ、ブログ、チラシなど)

 

②フィールド

         地域(○○県○○市など)

         フィールドの名前(「○○公園」、「○○の森」など)

         アクセスの特徴(近所の公園、郊外の森林公園、山奥の森林など)

         森林の特徴(雑木林、鎮守の森、原生林など)

 

③メニューとタイムスケジュール

いろいろとお話を進めていく中でタイトルをつけて広報をした方が良いのではというアイデアが生まれました。

 

今回参加した方のタイトルはずばり「森に行って元気になろう!」です。

今回寄稿いただいていますので少し詳しいお話はそちらを参照してください。もう一つ何かあったときのためにレクリエーション保険など紹介があるといいなという提案も頂きました。身近な森とはいえ安心して自然の中で心身のケアをする為には一つ大切な要素であります。そちらについては検討事項とさせていただきたいと思います。

 

④予算

自身が活動していく中で、収支もふまえての持続可能な活動として具体的に考えていただきます。

 

今回は理事4名に参加者1名というプレッシャーのかかる状況ではありましたが僕らにとって有意義な研修会になりました。ありがとうございます。

 

今後も定期的に森林セルフケア支援研修会を行なっていきます。「森の癒し案内人」として森林セルフケアを広めていく上でこれからも内容を充実させていけるよう努力して参ります。たくさんの「森の癒し案内人」が生まれ、森林セルフケアを広く伝えていただく為のお手伝いをこれからも続けていきます。

 

※この研修は森林セルフケア体験会1回+森林セルフケア講座(室内編+実地編)受講者を対象としています。そして、森林セルフケア体験会1回+森林セルフケア講座(室内編+実地編)+森林セルフケア支援研修に参加し、申請した方には「森の癒し案内人」を認定しています。

5月には台風なんか来ないという思い込みがあり、天気予報もあまり当てにしていなかったのだが、しっかり台風さなかの実施となってしまった。

 

今回は沖縄、広島、岡山、東京、名古屋など遠方の人が約半数で帰宅困難者がでないかどうかとても心配したのだが、皆さん、日程の入れ替えに快く応じてくださり、とてもありがたかった。

 

 遠方から来られただけあって、熱心でかつ豊かな感性をもたれた人が多かった。天候が悪いなか140haの公園が貸し切り状態となり、公園を管理されている池口様の全面的協力もあり、ゆっくり、のんびり落ち着いた雰囲気の森を味わうことが出来、参加者の感想もよかった。

 

雨の日のプログラムも何度かやっているが、今回はワールドカフェで新たなアイデアが出てきた。柔らかな頭の持ち主が何人もいて、雨音、新鮮な緑、しっとりした空気感を味わえたのは当然ながら、雨の中を裸足で歩き、土や芝の感触を味わう、雨の中で座ったり寝転んだりも良いのではないかという大胆な意見も出たのには少し驚いた。ストレスからの解放やこの季節のもやもや感を発散させるという意味でよさそうにも思ったが、今回のような参加者であれば出来たのかもしれない。この公園にはトイレがいたるところにあり、足湯を楽しむことも出来るので、面白いかもしれない。普段は天気のいい時にしか公園に行こうと思わなかったりするのが、仲間がいると行けたり、裸足で歩けたり、ヤマナメクジ(体長7cmほど)に触れたり、とセルフケアといってもグループでやる意味は大きいのかも。もちろん、多くの人は20分ほどの雨中でのセルフケアもとても心に残ったようだ。

 

 今回の万博公園内の自然文化園はパビリオンを壊したあとの瓦礫の上に造られた再生された森なのだが、見事に育ち生物多様性も豊かなものだった。照葉樹林の樹冠の中を歩く(キャノピーウォーク)もほとんどの参加者には初体験だろうし、森を俯瞰するなど今までに無い森林体験が出来たし、オオタカの巣を見たり、モリアオガエルの泡のような卵を見るなど都会では味わえない驚きの発見は参加者にも印象深かったようだ。

 適度な勾配のある土の道があり、その脇にはビオト-プやせせらぎがあり、森林散策で五感を開くメニューには事欠かないほどよい森だった。身近な森に感謝。

 また、室内での講座も窓からは緑が見えたり、休憩時間には生き物の標本だけでなく、生きているモリアオガエルやカワニナや淡水魚がいたり、またさまざまな森の素材で出来た展示物があり、飽きることのない時間だったのではないか。

 

 講座を終えた後、近くの森で早速にご主人を連れてセルフケアをされた方からお礼のメールをいただいたが、森林療法でなく森林セルフケアはより身近に感じてもらえ

たようだった。

424、東京都東村山市にある八国山緑地(通称トトロの森)にて、森林セルフケア講座実地編が行なわれました。数日前まで雨の予報、昨日はあたしのような天気だったのが嘘のよう、すっきり空は晴れ渡っていました。関東近郊、遠くは長野から足を運んでいただき総勢9名の方にご参加頂きました。八国山から徒歩約10分の多摩湖ふれあいセンター会議室に10時集合。自己紹介と心理療法体験ワークシートを記入していただき早速森に出かけます。

 

午前中のメニューは

     五感を開く体験

     腹式呼吸法・樹林気功の体験

     運動療法的な体験

 

12時過ぎにはふれあいセンターに戻り昼食を取りました。

 

午後のプログラムは

     自然観察的な体験

     心理療法的な体験

     ひとりですごす体験

 

そして全員でワールドカフェを行い意見交換。2ラウンド行ないました。

 

テーマその①

「東京の里山を体験して感じたこと」

     公園と違い人の手と自然の両方から作られていることを知った。

     いろいろな木の混ざり具合がとても気に入った。

     昔の人の生活をかんじられた

     たくさんの分かれ道が合ってわくわくした。

     起伏があって楽しい。

     見ようと意識することでいろいろなものが見えてくる。

     里山について書いてある案内板などから昔の方の知恵を感じた

     地球とつながるイメージ、自然のリズムを感じた

   

20分で1ラウンド終了。メンバーを半分入れ替えます。第2ラウンドのテーマは

「今日体験した中で自分に合っていると思ったメニューとその応用など」

     その時の自分の心境によってやってみたいものが違うと思う

     動物についてもっと知りたい

     もっともっとどこまでも走ってみたい

     すべてではなく自分にあっているものだけでよいというところで気が楽

     昼食を作る

     絵を描いて気持ちを表現する

     踊っちゃう

     声の響きや楽器

 

最後の感想では

     震災から気がずっとめいっていたけど、今日を通じて前を向いて自分のやれることをしっかりやろうと思えた

     振り返りを行うことで皆さんの意見が聞けてよかった。

     青空の下、自然の中で話し合いなどのイベントを行なってみたい

     一人で、好きに過ごしていいという時間がとても貴重なものとなった。

     ずっと続いていた咳が止まった。心と体の風通しが良くなった感じがする

     少し足を運ぶことでこのような自然が残されていることを知れてよかった。

・こういった場所でゆっくりと滋賀時間が自分の退避場所になる感覚。こういう時間は大切だと思う

 

震災の影響がありながらも多くの人にご参加いただけたことを感謝いたします。一通り体験していただいたのですが、今後は一つ一つの発展した形のイベントというのを求められていると感じました。少しずつですが皆様の意見を反映させながらプログラムの充実を図っていきたいと思います。今回も皆様ありがとうございました。

 2011年3月6日、明治神宮で昨年の「森林療法ギャザリング」を経て、記念すべき第1回森林セルフケア体験会が開催されました。今回も晴天に恵まれて、暖かい小春日和の中を気持ちよくすごすことが出来ました。毎回天候に恵まれて本当に感謝です。「われわれ何か持っていますね」・・・某心療内科医がにこにこと流行語をつぶやいていました。

 

体験会ということで理事と参加者の方が3つの組に分かれて森林セルフケアを体験しながらゆっくりと散策。宝物殿前の芝生に集合、感想や質問などを行なって終了、という流れ説明。早速歩き始めました。

 

 日曜日の昼下がり、明治神宮はたくさんの人でにぎわっていました。僕たちは原宿駅から一番近い南参道の鳥居をくぐりスタート。たくさんの人が歩く中、小さな橋に差し掛かりました。とても短い橋なので僕は今まで見過ごしていましたが、今日はそこで耳を済ませてみて五感を開く準備運動をしてみよう、という打ち合わせをしていました。左側、水の流れてくる方向に向かって目を閉じて耳に手を当てて意識を集中します。すると喧騒よりも小川の流れる音が良く聞こえてくるようになりました。参加者の方も同じ感覚を持っていただけて、とても驚いていました。

 

 境内に向かう大鳥居はくぐらずに直進。北参道に入ります。少しずつ人通りは少なくなり、門の一本手前を左に曲がります。するともう人は誰もいない森への入り口となります。暫く歩きもう一度五感を開く準備運動。今度は静けさの中に少しずつ、鳥の声や風の音を感じ取れるようになります。それから深呼吸の練習をします。腹式呼吸は副交感神経を優位にしてくれる呼吸方法なので森の中で行なうとフィトンチッドや揺らぎも手伝い、深いリラクゼーションを得ることが出来るのです。

 

 芝生に出ました。そこで靴を脱いで靴下になり芝生の上を歩きました。太陽の光をたっぷり受けた芝生はほんのりとした熱を帯び暖かいのです。

 

 約1時間20分の散策を終えて一度集合。それぞれにレジャーシートを配り好きな場所で過ごしていただく時間をとります。

 最後は輪になって今日の感想と質問などの時間。皆様からいろいろな感想を頂きました。

 

     意識を変えるだけでこんなに見えてくるものがあるなんて感動しました。

     ハーブの仕事をしていて森林療法に興味を持った。こんなに身近で簡単に行なえるなんて驚いた。

     耳を済ませてみて、水の流れる音が聞こえてきてほっとした気分になった。目だけでは捉えきれないものも感じられてとても楽しかった。

     意識して自分の感覚にフォーカスする、写真の仕事をしているがこれは新しい感覚。意識の集中で交感神経を高め、拡散で副交感神経をたかめてバランスをとる、楽しかったです。

     植物の気持ちを考えよう、と思った。ハーブの仕事に生かしたい。

     いつもの景色も違った意識で見たらリフレッシュできそう。

     自分を解放する手段を考えていた。今日は気持ちの解放ができた

     以前少し勉強してから玉川近くの雑木林でやっている。ぜひ来てください。

     ねこみみをしてせせらぎをかんじました。

 

 今回もいろいろな分野から参加していただいた皆様ありがとうございました。貴重な意見を参考にして今後に生かしたいと思います。またのお越しをお待ちしております。

 

 これからの季節、自然が元気になっていきます。ぜひ体験会にまだ来ていない方、お誘い合わせてきてみてください。

 2011年2月26日(土)、足立区の北千住「学びピア21」生涯学習センターにて第1回目となる「森林セルフケア講座の座学編がおこなわれました。参加された方は6名。今回もさまざまな分野からお越しいただきました。本当にご参加ありがとうございました。

 当協会の活動の柱に「セルフケア」を打ち立ててはじめての活動となりました。この講習会に向けて理事で話合い「森林セルフケア」を自分自身が実践するに当たって必要な知識を出し合い検討。その結果以下の項目についての講義を作成いたしました。

<カリキュラム>

1.森林療法概論 担当:飯田

 森林療法とは、森林セルフケアとは、森林の成り立ち、日本の森林の現状、森林での安全管理について

2.森林の健康効果 担当:佐藤

 心と体の連携について、自律神経について、五感について

3.森林セルフケアのメニュー 担当:飯田

 五感を使う、自然観察的、呼吸法、心理療法的、運動療法的、森林作業体験

4.森林セルフケアのフィールド 担当:牧村 

 森林セルフケアに適したフィールドなど

 昼食時、荒川の河川敷からは建設中の「東京スカイツリー」が見えました。

 青い空と遠くまで景色が見渡せる河川敷。たくさんの人でにぎわう週末の風景を見て北海道で暮らす方が「こういう景色が近くにあるなら東京で暮らしてもいいかも」なんていっていました。

 

 すべての講義終了後、理事4名と参加者全員でワールドカフェを実施。

 進行は理事長の奈須さん。今回は2グループに分かれて2ラウンド行いました。

 

 初めのトークテーマは「ため息について」。

 ため息と言われると殆どの方がネガティブな発想になりました。「妻の一言にため息」「職場の新人にため息」など。どちらかと言えばポジティブな意見として「自分の仕事を終えてため息」などが上がりました。その中から見えてきた意見として「ため息は悪いものを吐き出す体の反応」だとか「自律神経の反応」などがあがりました。ポジティブ、ネガティブに関わらず張り詰めていた自分を解放するため、あるいは一旦自分を落ち着かせる為の体の無意識な反応で、「副交感神経を高める深い呼吸」なのでは、という意見でなんとなく腑に落ちたが感じがありました。

 

 メンバーを変えての2ラウンド目のテーマは「今日ここに来て改めてあなたにとって森とは」。意見としては「実家の裏には大きな公園があったけど、そこにある風景としか捉えていなかった。」「都内の素敵な公園や里山でセルフケアがみんなの習慣になって欲しい」「弱さの情報公開がすんなり出来る場所」などがあがりました。

 

 最後にみんなで本日の感想を一言ずつ。

     一度ゼロにもどしてはじめてみよう、と思った。

     呼吸を意識できる柔軟性を大切にしたい。「揺れる」ことも大切にしたい。

     みんなそれぞれ悩んでいるんだなって知れてホッとした。都会の人と地方の人が協力してどんなふうに環境を守っていけるのかを考えて行きたい。

     都心に住む方々のニーズを知れる良い機会になった。

     住む環境によってさまざまな生活のスタイルがあり、ストレスがある。自ら動いてセルフケアを実践していきたい。

     「弱さの情報公開」と言う言葉が印象的だった。心の揺れや弱さを見過ごさないで、それも含めて自分であることを受け入れて表に出して行きたい。

     国際森林年、みんなに森にいってほしいと言う思いが有る。セルフケアと言う言葉に惹かれてここにきた。ハピネスを見つける、と言う言葉が印象に残った。人に勧めて行きたい。

     具体的にその人の発見を促すすべを身につけられたら。自律神経を科学的に計測できると言う事におどろいた。

 

 たくさんの意見、ありがとうございました。実施している我々にもたくさんの発見があり勉強になりました。実地講座も是非御参加ください。今後とも皆様の御参加をおまちしております!!

 

 

 

森林療法フォーラム2011 in しもかわで行われたワールドカフェの報告です。

 

佐藤 栄児

~ワールドカフェとは会議室で行われる会話ではなく、「カフェのような創造的でオープンな場で行われている対話を通じて知恵とアイディアを生み出す」というコンセプトを持った対話のプロセスである~

 

 9月とはいえ、やはり北の大地は寒かった。僕の想像よりもずっと・・・。

帰ってきたら暖かいように宿の暖房をセットして、僕たちはガーデニングフォレスト フレペに向かった。丁度夕日が沈むタイミングで長い道のはるか向こうの空は、東京では考えられないくらい真っ赤に染まっていた。

 フレペは今年の春にオープンしたばかりの公園管理棟兼交流・ふれあいや憩いの拠点となる町の施設だ。命名はなんと奈須理事長。大ホールには樹木が枝を伸ばし成長していく姿を表した「樹状トラス構造」が採用されているらしく、自然を生かしたつくりで木のにおいがとても心地よく香る暖かい空間が広がっていた。下川町の隣、名寄市で「食工房おると」というイタリアンの菜園料理レストランをやっている古屋シェフによる旬の料理が会場を囲んでいる。ものすごく美味しそう。懇親会はこんな素敵な場所とお料理で行われる。そしてこの懇親会を更に盛り上げる為に今回もワールドカフェを行うことになっている。しかもワールドカフェの伝道者として各地を飛び回っている西村勇也さんにファシリテーターを務めていただけるのだから、ギャザリングで見よう見まねでやっていた僕としては非常に楽しみであった。いったいどんな風に懇親会が展開していくのであろうか。

  テーブルは6くらいに分かれていた。僕は一応スタッフなのでまだお話をしたことのない方々が多そうなテーブルにつき北海道限定サッポロクラッシックで喉を潤す。そしてローストビーフ×山わさび&大根おろしやかぼちゃのパンナコッタ、ジャガイモとチキンマスタードなどにガッツガッツと喰らいついた。旅をすると腹が減るのだ。めちゃくちゃ美味しい。ぐるりと見回してみると皆さんそれぞれお食事をしながら会話も進んでいるみたいだ。食事を取りながらお隣の夫婦とお話をする。地元がこちらで何となく足を運んでみたということだが札幌に住みながら自然に足を運び健康づくりをしているそうだ。

 さて、いよいよ西村さん登場。ワールドカフェの始まりである。

 

 西村さんは簡単なワールドカフェの趣旨を説明したあと5つの手順、ルールを説明した。

①4~5人のグループを作る②グループ替えがある③テーマがある④1名がグループ替えの際に残る⑤各テーブルの真ん中にある石(トーキングオブジェクト)を持っている人だけがお話をすることができる。

それぞれのテーブルに人が均等に移る。よく見ると各テーブルの真ん中には可愛らしい手の平サイズの石とマジックが置いてある。そしてテーブルクロスと思いきや模造紙がはられている。そして発表されたテーマ

「森林療法」~今日のフォーラムまであなたを導いたその原動力は何ですか~

会場がざわつく。さて、第1ラウンドスタート!

 

 それぞれが森林や自然となんらかで関わっている、というのは共通点だろうか。農業実習生、林業関係者、森林ガイドさん、地元の方、森林療法協会スタッフ・・・。それぞれが思う事を、体験してきたことを話し合う。大自然の中でそれぞれが森林療法ということに対しての思いを話す。それは壮大な夢もあれば職場としか見ていなかった・・・という意見も。僕なんかは自分の熱い思いは語ったらきりがないので控えめにして皆さんに石を流していく。この「石」、これをもっていないと話してはならない。このルールは話したい人だけの暴走を抑止することもできるし、話を聞きたい人にはそれを振ることもできてとても便利な「石」だ。20分くらいを3ラウンド行った。1ラウンド終わるごとに一人が残ってそこでの話の印象的だった部分をあとの方に伝えていく。他の方は別々のテーブルへ散っていくので全体で30名くらいの方が、終わる頃にはほとんどの方とグループで顔を合わせることになった。と思いとても感心した。

 

北の大地でたくさんの方のいろいろな立場の話を聞くことができた。特に、知り合いがあまりいない、でもたくさんの人の話が聞きたい僕にとって、普通に懇親会をしていたらこんなにもたくさんの交流は生まれなかっただろう。たくさんの方が集まったせっかくの機会を、今までは何となく内輪で盛り上がって終わっていたことをもったいないなと思った。場に居合わせたことも運命だが、その中に居るできるだけ多くの方と考えを出し合ったり意見を聞いたりつながる機会が飛躍的に増えるこのワールドカフェという方法にもいろいろな可能性を感じた。

第11回医療部会報告('10,7,25)

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富士宮市森林資源等活用健康推進協議会の

"富士山!カラダの学校"とは

医療部会代表 降矢英成

 今回の医療部会では、今年の4月から富士宮市で森林資源を活用して始まった健康増進の取り組みを学びました。

主体は、「富士宮市森林資源等活用推進協議会」という組織で、地元自治体や医師会、森林管理署、環境団体、医療機関、観光関係者などから構成されており、自然環境を活用した健康増進プログラムを通じて、社会福祉に資するとともに、地域振興を推進することを目的としている、とのことです。

この協議会に医師会の代表として参加している朝霧高原診療所の山本竜隆所長、および環境団体として参加しているNPO法人ホールアース研究所の平野事務局長のお世話をいただき、行なわせていただきました。

まず、初めに、朝霧高原で自然環境も活用したホリスティックな医療を行なっている朝霧高原診療所の見学を山本所長のご案内で行い、自然治癒力を増強することを中心とするホリスティックな医療観をそれぞれが実感したようでした。

その後、この協議会が始めた「富士山!カラダの学校」についての説明を平野事務局長よりうかがいました。静岡大学の保健体育の専門の杉山康司教授を校長にお願いして、森林散策コースの①距離、②高低差、③所要時間、④消費カロリー、⑤運動強度について、指定した6つのコースすべてきちんと調べていることはとても素晴らしいと感じました。

そして、実際の指定コースの見学、体験に2台の車に分乗して向いました。まずは、「湿原・湧水巡りコース」の一部になっている家族向けハイキングコースを車で通りながら見学しました。このコースは東海自然歩道にも指定されていて、文字通り富士山の豊かな湿原や湧水に触れながら散策できるコースです。高低差40m、運動強度3,8METsと運動強度は低いものの、時間140分、距離7,0Km、カロリー消費量は395kcalと運動効果の多いコースでした。

その後、やや離れた場所にある「朝霧ナイスビューコース」へ移動しました。このコースは高低差240m、4,5METs、時間100分、距離4,6Km、消費カロリー415kcalという設定で、高低差もあり、運動強度も高いコースで、一番高いポイントからは駿河湾も見えるようになっており、負荷が強い分、展望が良い設定になっていました。

最後に、「身近な森林散策コース」という標準的なコースを、健康運動指導士の指導の下に実際に散策してみました。参加者の方は早く森を歩いてみたかったようで、皆さん喜んで取り組んでいました。このコースは、高低差100m、4,7METs、時間40分、距離2,0Km、消費カロリー150kcalという設定で、時間は短いですが、中々歩きごたえのあるコースでした。このコースは田貫湖ふれあい自然塾からセルフで(ガイドなしで)回ってこれるように設定したとのことで、途中に10箇所もの案内板を表示して、今どこにいるかがわかり、この地点でストレッチをやること、などの指示が表示されていました。

真夏に行なったため、熱中症の心配もしていましたが、最後のほうで雨が降ってくれたのがむしろ涼しさを感じさせてくれました。最後に、再び朝霧高原診療所に戻って質疑応答を行い、静岡市の参加者からは意外に近いので、今後活用させてもらいたいという声が聞かれました。

また、このプログラムは「運動」を主たる目的としたものですが、今後は「こころ」のケアに適した富士山中腹のブナやモミ、ヒメシャラなどが美しい富士山自然休養林も活用した心身両面の森林活用が始まるそうです。今後の活動に期待したいと思います。

 


森林療法ギャザリング@京都御苑

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小雨と深緑を楽しむ

理事、関西及び中部世話人 牧村好貢

 

今年の梅雨時の雨量は本当にすごかった。そんな折、5月に予定していたギャザリングは大雨注意報が出て急遽中止になり、7月11日に延期となった。ところが、この日も予報ではかなりの雨になりそうということで、私以外のもう一人の名古屋からの女性が参加を見合わせることになり、開催も危ぶまれるほどだったが、意外なことに傘をさしたり閉じたりで、静かな御苑の【母と子の森】での森林療法ギャザリングだった。 

 多くの人が初めて訪れた案内所(お勧め)で、御所の歴史や自然の事と企画展のCOP10のパネル展を見てから、森に向かった。スタートしてまもなくの池で、カワセミに出くわして一同感動。これも雨のせいで人が少ないため。雨に感謝だ。また、珍しい清楚なタシロランも見ることができた。雨が止んだ合間を狙って、樹林気功と呼吸法をする事ができたのも幸いだった。御苑の美しい松林の中で、多少湿気の多い空気を胸に入れるのも気持ちのよいものだった。腰を下ろして、ゆっくりセルフカウンセリングや話し合いをする事はできなかったが、母と子の森のうっそうとした雑木林の散策はとても気持ちのよいものだった。湿った空気感、マツバのかすかなニオイ、やわらかい腐葉土と土の感触、鳥たちの声などなど、京都特有の暑さにも大雨にも見舞われず、とても気持ちのよいものだった。貸切のカフェでは、参加者の話が弾んだ。

森と健康についての体験を語ってもらった。

農家の手伝いや山の手入れなど、疲れるから癒される。山菜摘みなど集中すると癒される。

 また森の中で、ハンモックにゆられているととてもいいなど、それぞれにいい経験をお持ちだ。また、「楽しいと免疫が高まって、健康につながる。」「今の自分の気持ちを振り返ることが、大切。」「誰かを癒してあげるのではなく、自分も森で癒されたいので、一緒に元気になれたらいいなと思う。」などなどそれぞれに実践されておられる中からの言葉には実感がある。自分なりのセルフチェックシートを作って参加者に書いてもらっている人がいて、とても効果を感じているとのこと。

 協会に対して思うことときくと、やはりもっと活動回数を増やし、意見交換をする場やアドバイスをもらえる場がほしいなど期待感が大きかった。資格制度の質問もあり、また、「各地で活動を行う人か増えていけば、森で元気になる人が増えるのでは?」という意見のように参加者其々が、社会や周りの人たちと接する中で、森林療法のニーズを強く感じているようで、ネットワークの大切さや協会活動の一層の活性化を望む熱心な参加者が多かったように思った。協会は明快なメッセージを発信することを求められている。

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