活動報告: 2011年7月アーカイブ

 3/20-21で、森林セルフケア体験会in和歌山県高野山を実施しました。

 東日本大震災から1週間と、まだまだ落ち着かない時期でしたが、大阪から2名、徳島から1名、神奈川から1名、地元の高野山から1名、合計5名の方に参加していただきました。

 

当日はあいにくの雨模様となりましたが、1日目は午後から宿坊近くのコウヤマキ群落を歩き、途中で木に寄り掛かったり、シートをひいて寝転んだりして、じっくりと森を味わいました。日本のパワースポット的な場所はどこもコケがすごいですね。フワフワのコケをみんなで楽しみました。

また、コウヤマキは針葉樹なのですが、スギやヒノキと比べると、とても明るい、さわやかな森でした。

 

16時には宿坊に戻り、炬燵を囲んで語り合い。ワールドカフェ方式を参考にして、話をする人はコウヤマキのマキボックリを手にとってお話します。マツボックリより少し大きめでやわらかい手触りです。

 

語り合いのテーマは、まずは「今日のウォーキングで癒されたと感じたこと」。寝転んだ景色、フワフワのコケ、フワフワの足元など、それぞれの視点で様々な意見が出されました。次に「自分にとってのセルフケアとは?」。お酒を飲む、走る、大きな木をみるなどいろいろ出ましたが、「心が動く時」というところになんとなく落ち着きました。最後に「森の良さを伝えるとは?」。自分が感動すること、その感動をとりあえず言葉にすること、相手の感動を受け止めること・・・。自分が感じたことを語り、人が感じたことを聞くなかで、一人ひとりの中の森林セルフケアをもう一度再発見できたのではないかと思います。

 

2日目は、弘法大師廟を通るセラピーロードを高野山セラピーガイドの西田さんに案内していただきました。西田さんは、金剛峯寺山林部というお寺の森を管理する林業家なので、セラピー基地をとるときには自分でセラピーロードを作ったそうです。弘法大師廟までの道のりは、大きな杉の木やフワフワのコケがまたまたたくさんお出迎え。途中の苗畑に建てられた囲炉裏のある小屋でセラピー弁当と薬草茶をいただきました。その後、一本杉という大きな木に会いに行き、遠い昔からのエネルギーを感じてきました。昼過ぎに解散した後は、各自ごま豆腐を買ったり、金剛峯寺にお参りに行ったりして過ごしました。

 

今回、久しぶりの宿泊プログラムでしたが、森林セルフケアの可能性を感じることができました。ご協力いただきました高野「めざめの森づくり」実行委員会の皆さま、現地でガイドやフォローをしていただいた会員さん、ありがとうございました。

6/5、午前の支援研修会に続いて午後から事業計画ワークショップを行いました。

このワークショップは、会員の方・また当協会の活動に関心をお持ちの皆さんと一緒に来年度(20118/120127/31)の事業を話し合い、ここで出た案を理事会で検討し、事業計画案としてまとめ、総会に提案します。

 

今回はいろいろな方面の方々にお集まりいただき事業計画を考えていきました。社会課題に対し、それぞれが段階的に役割分担して連携できそうなつながりで、とても偶然集まったメンバーだとは思えませんでした。どのような事業を提案していただいたのか、今後どのように動いていくか、詳細は決定してから公開いたしますが、概要は以下のとおりです。

 

ご提案いただいた事業

     心理カウンセラーの方と協力し、WHO認証のセーフコミュニティー(事故やけがは、偶然の結果ではなく、予防できるという理念の下、地域住民と行政等が協働して「地域の誰もがいつまでも健康で幸せに暮らせるまち」を創ろうという取組み)を目指す自治体の事業に森林セルフケアの考え方を導入する

 

     株式会社としてうつ病社会復帰を支援している企業とプログラムに森林セルフケア導入の可能性を検討する

 

     「もりごはん」と森林セルフケア体験会のコラボレーション企画を検討する

 

     フェイスブックなどを活用した協会広報の強化を会員さんと検討していく

 

理事会で議論した結果、各提案に対して担当者を決定しました。具体的な事業として展開できるようこれから検討をしていきます。

 

これからも協会ではこのような事業計画を検討するワークショップを開催していきます。森林セルフケアを活用してお互いの発展を期待できるような事業を展開していけるようなアイデアを次回ワークショップに向けて随時募集しております。皆様のご協力をお願い致します。

6/12、代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターにて、森林セルフケア支援研修会が行なわれました。

 

この研修会について少し説明いたします。

この研修会は森林で自然に無理なく自分自身をケアする方法を伝えるための研修会です(森を案内するガイドのための内容ではありません)。事前に課題を準備していただき、それをもとにディスカッションを行い、自然の中で自分自身をケアする方法を自分なりにどのように伝えていくことが効果的であるかをスタッフと共に検討します。そして参加者の持つ森林セルフケアへの思いや個別性を考慮したうえで具体的なメニューを作成することがこの研修会の狙いです。

 

今回は1名の会員様が参加いたしました。

支援研修にお申し込みの方への課題として以下の内容について考えてきていただきます。

①対象

         人数(1人だけ、5人くらい、10人前後など)

         他者との関係(家族、友人など)

         他者のニーズ(生活習慣病予防対策、ストレス対策など)

         広報手段(声かけ、ブログ、チラシなど)

 

②フィールド

         地域(○○県○○市など)

         フィールドの名前(「○○公園」、「○○の森」など)

         アクセスの特徴(近所の公園、郊外の森林公園、山奥の森林など)

         森林の特徴(雑木林、鎮守の森、原生林など)

 

③メニューとタイムスケジュール

いろいろとお話を進めていく中でタイトルをつけて広報をした方が良いのではというアイデアが生まれました。

 

今回参加した方のタイトルはずばり「森に行って元気になろう!」です。

今回寄稿いただいていますので少し詳しいお話はそちらを参照してください。もう一つ何かあったときのためにレクリエーション保険など紹介があるといいなという提案も頂きました。身近な森とはいえ安心して自然の中で心身のケアをする為には一つ大切な要素であります。そちらについては検討事項とさせていただきたいと思います。

 

④予算

自身が活動していく中で、収支もふまえての持続可能な活動として具体的に考えていただきます。

 

今回は理事4名に参加者1名というプレッシャーのかかる状況ではありましたが僕らにとって有意義な研修会になりました。ありがとうございます。

 

今後も定期的に森林セルフケア支援研修会を行なっていきます。「森の癒し案内人」として森林セルフケアを広めていく上でこれからも内容を充実させていけるよう努力して参ります。たくさんの「森の癒し案内人」が生まれ、森林セルフケアを広く伝えていただく為のお手伝いをこれからも続けていきます。

 

※この研修は森林セルフケア体験会1回+森林セルフケア講座(室内編+実地編)受講者を対象としています。そして、森林セルフケア体験会1回+森林セルフケア講座(室内編+実地編)+森林セルフケア支援研修に参加し、申請した方には「森の癒し案内人」を認定しています。

5月には台風なんか来ないという思い込みがあり、天気予報もあまり当てにしていなかったのだが、しっかり台風さなかの実施となってしまった。

 

今回は沖縄、広島、岡山、東京、名古屋など遠方の人が約半数で帰宅困難者がでないかどうかとても心配したのだが、皆さん、日程の入れ替えに快く応じてくださり、とてもありがたかった。

 

 遠方から来られただけあって、熱心でかつ豊かな感性をもたれた人が多かった。天候が悪いなか140haの公園が貸し切り状態となり、公園を管理されている池口様の全面的協力もあり、ゆっくり、のんびり落ち着いた雰囲気の森を味わうことが出来、参加者の感想もよかった。

 

雨の日のプログラムも何度かやっているが、今回はワールドカフェで新たなアイデアが出てきた。柔らかな頭の持ち主が何人もいて、雨音、新鮮な緑、しっとりした空気感を味わえたのは当然ながら、雨の中を裸足で歩き、土や芝の感触を味わう、雨の中で座ったり寝転んだりも良いのではないかという大胆な意見も出たのには少し驚いた。ストレスからの解放やこの季節のもやもや感を発散させるという意味でよさそうにも思ったが、今回のような参加者であれば出来たのかもしれない。この公園にはトイレがいたるところにあり、足湯を楽しむことも出来るので、面白いかもしれない。普段は天気のいい時にしか公園に行こうと思わなかったりするのが、仲間がいると行けたり、裸足で歩けたり、ヤマナメクジ(体長7cmほど)に触れたり、とセルフケアといってもグループでやる意味は大きいのかも。もちろん、多くの人は20分ほどの雨中でのセルフケアもとても心に残ったようだ。

 

 今回の万博公園内の自然文化園はパビリオンを壊したあとの瓦礫の上に造られた再生された森なのだが、見事に育ち生物多様性も豊かなものだった。照葉樹林の樹冠の中を歩く(キャノピーウォーク)もほとんどの参加者には初体験だろうし、森を俯瞰するなど今までに無い森林体験が出来たし、オオタカの巣を見たり、モリアオガエルの泡のような卵を見るなど都会では味わえない驚きの発見は参加者にも印象深かったようだ。

 適度な勾配のある土の道があり、その脇にはビオト-プやせせらぎがあり、森林散策で五感を開くメニューには事欠かないほどよい森だった。身近な森に感謝。

 また、室内での講座も窓からは緑が見えたり、休憩時間には生き物の標本だけでなく、生きているモリアオガエルやカワニナや淡水魚がいたり、またさまざまな森の素材で出来た展示物があり、飽きることのない時間だったのではないか。

 

 講座を終えた後、近くの森で早速にご主人を連れてセルフケアをされた方からお礼のメールをいただいたが、森林療法でなく森林セルフケアはより身近に感じてもらえ

たようだった。

424、東京都東村山市にある八国山緑地(通称トトロの森)にて、森林セルフケア講座実地編が行なわれました。数日前まで雨の予報、昨日はあたしのような天気だったのが嘘のよう、すっきり空は晴れ渡っていました。関東近郊、遠くは長野から足を運んでいただき総勢9名の方にご参加頂きました。八国山から徒歩約10分の多摩湖ふれあいセンター会議室に10時集合。自己紹介と心理療法体験ワークシートを記入していただき早速森に出かけます。

 

午前中のメニューは

     五感を開く体験

     腹式呼吸法・樹林気功の体験

     運動療法的な体験

 

12時過ぎにはふれあいセンターに戻り昼食を取りました。

 

午後のプログラムは

     自然観察的な体験

     心理療法的な体験

     ひとりですごす体験

 

そして全員でワールドカフェを行い意見交換。2ラウンド行ないました。

 

テーマその①

「東京の里山を体験して感じたこと」

     公園と違い人の手と自然の両方から作られていることを知った。

     いろいろな木の混ざり具合がとても気に入った。

     昔の人の生活をかんじられた

     たくさんの分かれ道が合ってわくわくした。

     起伏があって楽しい。

     見ようと意識することでいろいろなものが見えてくる。

     里山について書いてある案内板などから昔の方の知恵を感じた

     地球とつながるイメージ、自然のリズムを感じた

   

20分で1ラウンド終了。メンバーを半分入れ替えます。第2ラウンドのテーマは

「今日体験した中で自分に合っていると思ったメニューとその応用など」

     その時の自分の心境によってやってみたいものが違うと思う

     動物についてもっと知りたい

     もっともっとどこまでも走ってみたい

     すべてではなく自分にあっているものだけでよいというところで気が楽

     昼食を作る

     絵を描いて気持ちを表現する

     踊っちゃう

     声の響きや楽器

 

最後の感想では

     震災から気がずっとめいっていたけど、今日を通じて前を向いて自分のやれることをしっかりやろうと思えた

     振り返りを行うことで皆さんの意見が聞けてよかった。

     青空の下、自然の中で話し合いなどのイベントを行なってみたい

     一人で、好きに過ごしていいという時間がとても貴重なものとなった。

     ずっと続いていた咳が止まった。心と体の風通しが良くなった感じがする

     少し足を運ぶことでこのような自然が残されていることを知れてよかった。

・こういった場所でゆっくりと滋賀時間が自分の退避場所になる感覚。こういう時間は大切だと思う

 

震災の影響がありながらも多くの人にご参加いただけたことを感謝いたします。一通り体験していただいたのですが、今後は一つ一つの発展した形のイベントというのを求められていると感じました。少しずつですが皆様の意見を反映させながらプログラムの充実を図っていきたいと思います。今回も皆様ありがとうございました。

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